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元服前の私の息子(12歳)に捧げる。道友に、そして私自身にも。
ぼくは旅人

ぼくは旅が大好きだ。
旅もぼくが好きだろう。旅人は旅行者ではない。
これまで訪れた所でどこが一番好きって? すべて。
旅人は後悔しないから、裏切られることはない。だから、何も恐れない。
どんな食べ物も、どんな人も、どんな本も、どんな経験も恐れない。
旅人は失敗を恐れない。失敗しても人に負けても、悔し涙を流しながらも、何かを学ぶ。

旅人は独りを恐れない。旅人は独りを楽しむ独楽 である。独りでも楽しいから、旅人がそばにいたらもっと楽しくなる。
旅人はちょっとした縁でも大切にする。
旅人は人を憎まない、妬まない、多くを語らない。
旅人はただ歩き続ける。そこに道があるからだ。それ以上の理由は道に聞いて欲しい。
ぼくはどんな道も恐れない。もともと道には、始めもなく終りもない。
人生だってそうだろう。
そんなぼくだって、一つだけこだわることがある。
道でふっと生命が消える時、ぼくの顔が笑っているだろうか?

そんな旅人に、ぼくは憧れる。

2006年10月27日
紘道館館長 松本道弘