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師・西山千に献げる詩 ―― 花と根

沈む夕陽は美しい ―― 登りつめたから
萎む花は愛おしい ―― 咲きつめたから
消える姿は美しい ―― また顕れるから

―― 日本は死者の国 ――

人に播かれた種は、土に愛されても開花しにくい
風に播かれた種は、土と闘い、逞しく育つ ―― だから感動を与える

土は根を鍛える
下積みがなければ、強い根をはれない

強い根は、強く美しい花を実現させる
弱い根は、ひ弱な花を空想させる

tough loveとsoft loveのダンス

草や花は枯れても甦る ―― 種さえ生きていれば
種が死ねば、草や花は甦らない ―― 根も死んでしまっているから

根は因
花は果
根は哲学(みち)―― 秘すれば花
花は実践(どう)―― 共鳴も花

知も行も、いずれも花

花は根を求め
根は花を証す


2007年8月17日
紘道館館長 松本道弘
師を偲びながら、喪中に書いた