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空気を法則に換えるには? 〜 その3〜

インターネットが個(出版社のようなトップダウンの大組織より)の集いを大きなエネルギーに変える。大阪で講演(ナニワ英語道)をした時も、そんな空気が生まれた。

私のブログを毎日読んでくれている立命館の学生たちに囲まれた。
「メッカはbe home toがよい、というセンセの話を聞いて、立命館がhome to batteries(電池のメッカ)だとわかりました」という。

同志社と立命館は、どちらが単一で、どちらが単二か、と乾電池のラベル競争をしている。TOEICのスコアを競っているようで空しい。Uncool.(カッコ悪い)。
学生もすでに気づいている。

それより、「センセ、結局カマキリと別れたのですか」という、戯れの質問が嬉しい。「おお、ぼくのブログを読んでくれているのか。まあ、飲め!」
ぐっと距離が縮まる。

インターネットがボトムアップの草の根民主主義をつくってくれる。
顕のテレビから、隠のインターネットへ時代は移行する。
秘すれば花。

私の東京の参謀の一人が言う。「センセイ、一日のヒット数が300(今は200)を超えたら、tipping pointがきっと起こりますよ」と。
悲願であった英語道≠ノよる教育改革は、インターネットがつくる空気によりTip(発火点に達する。出版業界では沸点≠ニいう)するかもしれない。

そのきっかけは、少数の人間(The Law of the Few)が飲み屋(The Power of Context)で、「スゲーッ(Cool!)」といって意気投合した瞬間から始まる。
「地方でもICEE祭りができるんじゃないか。オレ達3人が動けば…」

こういう空気は、メールでは生まれない。その点、私は身軽だ。家庭環境に恵まれ(これも私なりの危機管理)、いつでも旅人稼業、そして仕掛け人ビジネスが続けられるからだ。一匹狼(組織の幹部ではなく)だから、時間の奴隷にならず、いつでも千の風になれる。

I’m a thousand winds. And I go with the flow….on the wind.
Cool, Huh!!

2007年12月21日
紘道館館長 松本道弘