危機管理には、ifとwhenの二通りがある。前者のrisk managementは、ifという未来思考が、そして後者のcrisis managementは、予期せぬ問題が生じた時(when)にどう対処するか、という思考である。
最大のリスクはpeople risk(人間リスク)である。会社でも家族でも、パートナーとの信頼関係が綻(ほころ)びると、必ず崩れる。基本は「信」である。
だからパートナーを厳選しよう。して、その方法は?というのが「術」だ。
企業の人事部が気を配るのは、いい社員をいかに獲得するか、というスキル、そしてマニュアルの部分である。一流大学の卒業生は、この学歴社会では、いつも売り手市場だ ―― これまでは。だが、この「いい」という定義は正しいだろうか。
高い偏差値で、いい大学に入学し、卒業した人物が、本当に社会が求めている有能な人材だろうか。EQの創発者のダニエル・コールマン博士は、IQ gets you hired. EQ gets you promoted. という。
(IQは就職には有利だが、社会で出世するのはEQ人間だ)
その2につづく
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