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第二のチャクラは除去(Elimination)

これが“昇華”ではないか。英雄は色を好む。
しかし色を好む者が全て英雄だとはいえない。逆は必ずしも真ならず。この謎は除去(elimination)を用いれば解ける。

体内で生じる熱により、不純なものは除去される。この火のことをヨガではagni(胃の火)と呼ぶ。断食は、第二のチャクラを活性化かせる。純と不純をより分けてくれる。第二のチャクラは、方円の器に従う。水による浄化とバランスの役目だ。

この役目を英訳すれば、swimming in the water of differenceとなる。断食体験は自己とのディベートを促す。「内観」も一種のself-debateのことだ。
この水のチャクラは、guiltの化身としての悪魔(demon)を呼ぶ。鬼から悪魔へ移る。

快楽の追及、見て見ぬふりをするといった現実からの逃避も、正常な人間なら、少しは後ろめたい感じがするものだ。
この後ろめたさが、guiltyだ。神と悪魔が機能分化する。ロジックが発生する。

光が明るければ明るいほど、影は濃くなる。
The brighter the light, the darker the shadow.
テレビに出ている人ほど影が濃い。お笑い芸人にネクラ人間が多いのも、同じロジックだ。
断食を求める人は、このバランスを取り戻したい人だ。必要性(need)を促すのがこのチャクラの狙いだ。

 

2008年6月13日
紘道館館長 松本道弘