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A型人間 〜その3〜

B型の竹村健一と話をしたら、部下のほとんどがA型だった。
今をときめく小池百合子議員も竹村好みのA型であった。しかしA型の小池が、B型の竹村を参謀にすることは、絶対にない。デートしている間はよいが、情的に接近すればするほど感情的衝突が顕わになり、いずれ破局を迎える。

AとBは仕事のパートナーとしてはいいだろう ―― 情が絡まなければの話だが。
遊牧民と農耕民とでは、相互補完的だからだ。私はA型だが、前回でも述べたように、B型家系に育った狼人間だから、リスクを楽しむ、ボス的存在である。思考もノビノビと……。いけない! このブログもテーマから飛躍しようとしている。

戻る。何の話だったかな……。
そうだ、「もしも、あなたの前で、悪口を耳にしたよ」と言った場合の反応が血液型によって違う、という話だ。

その時、ちょっと失礼、と能見氏が席を立って、電話を受けた。
「すみません、すみません」と詫びている様子だった。長い電話だ。
待たせた私に対して、こう言われた。

「あなたはいったい何者ですか。本当にNHKで英語を教えていた先生ですか」
「急に何事ですか…」

「やね、さっきの電話は東大卒のA型の女性でね。私の分析にヒステリックに噛みついてきたのですよ。別に、彼女のことを言っているわけではないのに。それにしても、会っている時はあんなに穏やかだったあの人が、二人っきりになると別人になる。A型は恐ろしい。あなたが仰ったことは100%正しい」
… B型はノリがいい。

その4につづく

2008年9月2日
紘道館館長 松本道弘