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O型人間 〜 その1〜

B型の哲学は、基本的に、here and nowだ。「ここ」そして「いま」が満足できればいいという実存的思考だから、抽象力に乏しくとも、瞬発力は、すごい。過去と現在がしっかり結びついているA型とは正反対だ。

「あの時、あんなことを言うべきじゃなかった」というのがB型。
「あの時、ああ言えばよかったのだ」とくやしがるのがA型。
明らかに過去に引っぱられている。

では、O型は? 言ってしまったら、それが最後。撤回はしない。後悔はしない。O型には過去がない。あるのは、現在と未来のみ。ここが過去、現在、未来とスパイラルに繋がっているA型思考とかなり発想が違う。

O型はhuntersなのだ。
まとめてみよう。Bは点的。Aは円的。Oは線的というように考えてみよう。AB型は?宿題としておこう。

ネアンデルタール、クロマニオン人の血液型は全てO型だったという(ダダモ博士説)。つまり、狩猟民族的なstraight thinkersなのである。欧米人好みのロジカル・シンカーで、ある意味では最も勇気のあるリスク・テイカーだといえる。

リスクをとるといっても、B型的な瞬発力はない。いったん狙いを決めたら、そのゴールに向って猪突猛進する。そのエネルギーはものすごい。かつて著した『血液型英語学習法』(実日新書)では、O型女性に一章設けて持ち上げたぐらいだ。

「袋の中のキリ」と表現した。いくら大人しく振舞っていてもO型はO型。
狼の血が騒ぐように、キリが袋を破って、いずれ独立する。離婚する時は、自分のテリトリーを確立している。

義に篤いO型女性は番犬になれば強いが、敵に回すと、これほど恐ろしい存在はない。pit bullsだ。どちらにしてもまっすぐに思考し、行動するのだから、O型女性と結婚する時は、番犬に育てあげるために野性の狼を飼うような覚悟がいる。

その2につづく

 

2008年9月23日
紘道館館長 松本道弘