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TIME攻略のためのhexagonal logic

昨年12月13日のワールド・フォーラムで使ったTIMEの記事にDon’t say the D-word.(不吉な言葉は使うな=私訳)という見出しがあった。たしかにDの語感は暗い(dark)。Devil, demon, depressing, deny, divide, debate, decryというD語群の響きが嫌われる(dislike)理由がよくわかる。

TIME CLUBは、財政的に成り立たず頓挫したが、松本文化の中で志のある人は、忠誠のシンボルとしてTIMEを読み続けるだろう。ブログでもお手伝いをしたい。

そもそも私の英語力強化手段は、擬態戦略というもので、憧れた対象に、カムフラージュする。表(light)に対し、裏(shadow)になってserveする。ときにはslaveする。クレオパトラがアントニオをおとした殺し文句は、「私はあなたの奴隷になります」であった。

相手をLに見立てて、自分をSにする。この磁石の論理。どちらもLになろうとしたら、どんな人間関係でも破局を迎える。したがってTIME攻略は、サッカー・ディベートのprincipleであるhexagonal logicを使えば、私の英語哲学のパワーの源泉がわかる。

火: TIMEを師と認め、学ぶリスクを恐れずついていけ。惚れた師であるTIMEから書く力を盗め。

水: TIMEを弟子とし、教えるリスクを恐れるな。弟子に惚れさせよ。TIMEから学んだ英語で
   リスニングは向上する。

石: 滅びないTIMEを真理(歴史)として、求め続けよ。毎日何ページかは読み続けること。
   継続は力なり。

風: TIMEは追い越せるライバル。だから必死に近づけ。真似ろ。TIMEの引用符はスピーキングにも
   使える。ジャーナリスティック英語は日常会話に役立つ。情報はパワー。

天: TIMEより高く翔べ Soar above TIME. 父を越えよ。
地: TIMEより深く潜れ Dig deeper than TIME.  母に戻れ。
空: 汝を知れ。無知を自覚せず、赤ん坊になればTIMEを恐れない。

この鉄則を守り、毎日、日記を書くように読み続ければ、TIMEは3年で攻略できる。狼は3のロジックで闘う。ランチェスターの法則は、狼が考えたのではないか。とにかくロジックは3。

私の契約も3年で考える。1年目は、基礎体力をつけるため、3大欠陥を指摘する。築城計画ともいう。

1. 君の英語力が低下している
2. 君の情報力が低下している
3. 君の人間力が低下している

英語道の基本哲学は、ゼロであり、進化も退化もない、変化のみである。ある試験で満点をとった、バンザーイとか、ガッツポーズを示したとたん、すでに低下が始まっている。

ここで、「低下? じゃ、オレはいいよ。どうせ日記なんかつけたことがないんだから、三日坊主(quitter)のオレにTIMEなんか読めるわけがない」というタイプと、「ようし、ゼロからがんばる」という二種類の人間に分かれる。私は後者を歓迎する。

 

2009年1月13日
紘道館館長 松本道弘