要するに私が言いたいのは、体罰、そして戸塚宏弁護に関しては、私が一番乗りしたこともあり、体罰教育擁護論に関しては、筋金入りの論客ということになる。
今や、ビートたけしや石原慎太郎までが体罰擁護を公言するようになり、「教育における体罰を考える」シンポジウム(6月26日)まで開かれる運びとなった。桜井良子までが、戸塚宏氏の趣旨に賛同して、石原慎太郎(東京都知事)と対談をするという。
教授職まで捨てて、戸塚と体罰を擁護(本にも書いた)した私は、もう影は薄い。加瀬英明会長が表の顔となった。しょせん私は野性の狼。表に出るべきではないと本能的に感じたのだろう。
体罰はtough loveなのだ。だから、私のmental toughnessを必要とするディベート道論と矛盾しない。
今の日本はsoft loveが蔓延している。ある幼稚園(保育園と合併)の保母さん(25)に聞いた。
とにかく、今どきのヤンキーママたちの横暴には目に余るものがあります。少しでも先生が手をあげたら、乗り込んできてわめきたてるのです。しかもそのモンスター・ママが毒づく。
「あんたは子供を産んでいないのにどうして親の気持がわかるのよ。私は男に逃げられたけど、18才のときから子育てをしてるのよ。私の可愛い子にちょっとでも手をあげたら、承知しないわよ」
体罰が必要という声は、日本の母親から起こりそうだ。
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