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20年で人はコロリと変る

伊勢遷都は20年。人生の四季は20年毎に訪れる。とすれば、オバマはまだ秋(40〜60)のシーズン中だ。最新のTIME(June 29 〜 July 6)は20年前の特集をした。

20 YEARS AGO, THE WORLD CHANGED
この年も激変が起こった。

1.ベルリンの壁が崩壊
2.天安門事件で流血騒ぎ(ダライ・ラマがノーベル平和賞)
3.日本のバブル
4.ウェブの誕生。インターネットの時代を迎える

そして、最新号では、「イランでの暴動がトウィッターにより引き起こされた」という報道をしている。TwitterはIT文明の先端だ。そして一方的なスピーチの時代から双方的なディベートの時代に変った。

TwitterのTW? Two, twig, twist, twin。そう、双子のtwinsとは、ディベートの両サイドの双子である。お互いが鏡となって、向かい合っている。左右反対していても、ケンカをしているのではない。相互検証しあっている。

TwitterもDNA, Google, YouTubeと同じく、すべて、2人がディベートしながら、発見したニューベービーだ。さて、私も20年を日記で振り返ってみたくなった。

1989年。


1月 

10日間の信貴山断食道場――直後天皇崩御。結婚式(再婚)――人生ゼロからやり直しを決定。生物学的天皇を研究。「空」の追求。発足ほやほやの弘道館で「英語道十戒」を発表。

2月

西山千vs松本道弘が名古屋のトライデント校で「師弟対談」。疲労と精神的負担で倒れ、闘病執筆(英語革命)。悪魔の反対尋問に悩まされる。

5月

フジテレビで深夜番組「ディベート」に登場。レギュラー出演。

6月

『ビッグ・マン』(世界文化社)からディベート企画舞い込む。

7月

『スピーキング英語辞典』川端編集長(この両出版社との出会いが20年ぶりに今年の企画と結びついた)『オバマの本棚』――歴史は繰り返すのか。

8月  

下村満子vs舛添要一のディベートのプロデュースをする。2回目のディベート対決「山口敏夫vs江田五月」

10月 

ICEE英語検定試験成功。英語道の花咲く。日本語ディベート普及に乗り出す。PE(『パワー・イングリッシュ』編集長)。これらはこの20年ですべて縮小。英語道精神も風前の灯となっていく。
第二の人生はスタートの時から波乱そのものだった。

そして20年後の今年、私の脳幹が、私の人生は来年の70歳からと騒ぎ始めた。今年は、夜明け前。「残心」の1年である。消えかけたものが20年で息を吹き返すのだ。
2009年7月3日
紘道館館長 松本道弘