7月の下旬は、私の二作品が同時に書店に並ぶ。
たちばな出版の『松本道弘のサムライ英語学習法』は、英語おちこぼれ青年がいかに、英語を武器に世界に踊り出たのか、その方法論を私の絵日記をハイライトに、ネチネチと語り下ろしたものだ。
13歳から毎日書いてきた日記があれば、いつでも振り返ることができるので、オオカミ英語を学ぶための方法論ならいつでも書ける。
ところがもう一冊の『オバマの本棚』(世界文化社)は、現在の私の英語パワーの証明であるから、未来への挑戦になる。松本の英語も焼きが回った(切れ味が鈍くなった)とはいわれたくない。
英語武蔵を唱ってからの私は、世間体をいたく気にするようになった。
「かつて、海外へ行かずにNHKのオール・イングリッシュ番組に出た頃のハツラツとした松本道弘の時代は終わった。もう老け行く松本道弘は過去の人間だ。引退しろ」と言われたら、潔く引退する。
ナニワ英語のブログの精神である「道=グロウ・ヤンガー」というスローガンは今も生きている。その意地の証明が、この『オバマの本棚』だ。
その2につづく
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